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グローバル・エクスプローラー

ワンワールドに加盟している航空会社に加え、ジェットスター航空、ウエストジェットなどのグローバル・エクスプローラーに参加している航空会社が利用できる世界一周航空券です。

概要

特徴	ワンワールド系のマイル制世界一周航空券。 航空便は最大で16回まで利用できます（ただし、地上運送区間も1区間としてカウントします）。 ビジネス・ファーストクラスは、34,000マイル以内の1種類のみ。 ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券と異なり、各大陸4回までの途中降機 (滞在) が可能。 一度出た大陸に再び入ることはできません。
利用可能航空会社	日本航空 (JL), アメリカン航空 (AA), アラスカ航空 (AS), ロイヤル・エア・モロッコ (AT), フィンエアー (AY), ブリティッシュ・エアウェイズ (BA), キャセイパシフィック航空 (CX), エアリンガス (EI), フィジーエアウェイズ (FJ), ジェットスター・ジャパン (GK), イベリア航空 (IB), ジェットスター航空 (JQ), マレーシア航空 (MH), 日本トランスオーシャン航空 (NU), バンコク航空 (PG), カンタス航空 (QF), カタール航空 (QR), ロイヤルヨルダン航空 (RJ), スリランカ航空 (UL), ウエストジェット (WS), ジェットスター・アジア航空 (3K)
有効期間	1年以内 ※最低旅行日数の制限なし (全行程で2回の途中降機が必要)

運賃

エコノミークラス

種別	運賃
29,000マイル以内	390,100円
34,000マイル以内	460,700円
39,000マイル以内	533,500円

ビジネスクラス

種別	運賃
34,000マイル以内	936,500円

ファーストクラス

種別	運賃
34,000マイル以内	1,419,000円

※旅程にある全区間（地上運送区間も含む）のマイル数を合計し、その距離が許容範囲にあてはまる運賃を適用します。
※燃油サーチャージ・諸税（空港施設利用料・空港諸税・保険料）等が別途必要となります。
※運賃は事前の予告なく変更となることがあります。

どんな方におすすめ？

(1) ワンワールド + 他の航空会社を利用したい方

ワンワールドに加盟していない航空会社も広くカバーしているため、例えば、ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券では周遊しにくい、南西太平洋やカナダを周遊したい方には、特にお勧めです。

(2) 4大陸、10〜15都市くらいまでの周遊が希望の方

ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券と異なり、マイル制運賃のため、5〜6大陸を周遊したい場合は、規定のマイルに収まらない場合があります。
最大で、アジア・オセアニア・北米・南米・ヨーロッパの5大陸、かつ、各大陸 2〜3都市の周遊となります。

(3) アジアでの各自移動を組み合わせて周遊したい方

ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券同様、グローバル・エクスプローラー世界一周航空券では、アジア大陸での途中降機が2回までと制限があります。アジアの複数都市を周遊したい人は、オープンジョーをうまく活用しましょう。

ルールの特徴

(1) 各大陸の中で組み込めるフライト数に注意

各大陸のフライト数には制限がない分、各大陸での途中降機は最大4回という制限が設けられています。たくさんの都市を周遊したい人は、マイルとともに途中降機数にも注意が必要です。

(2) 飛行機は全部で16回までしか利用できません

乗換便の場合（例: 東京 → 香港経由 → バンコク）でも、2区間利用したことになるので、要注意です。

各自移動（パリ -[鉄道]→ ロンドン）や、同一都市で違う空港（羽田・・・成田）でも、1区間利用したことになるので、注意が必要です。

(3) 同じ大陸を行ったり来たりできません

各大陸（北米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニア）をまたいでの逆行はできません。
（例）：ヨーロッパ → アフリカ → ヨーロッパ、北米 → 南米 → 北米、アジア → オセアニア → アジア というルートは不可です。

(4) 共同運航便に注意

アライアンス内の航空会社の便名が付いていても、他の航空会社との共同運航便（コードシェア便）は、確認が必要です。アライアンス以外の航空会社とのコードシェア便は、利用できる場合と、利用できない場合があります。

(5) 短期間で世界一周を予定している人にお勧め

ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券と同じく、必要最低旅行日数についての制限がありません。そのため、全行程において最低2都市で24時間以上の滞在を組み入れれば、ルートが組めます。弾丸世界一周で、3泊5日といった旅程も可能なため、海外出張などでも使えます。

地域別の特徴

(1) アジア

香港、クアラルンプールやコロンボが拠点になります。
日本からは、主に日本航空、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空やスリランカ航空を利用して、アジアの主要都市へ向かいます。アジア内も多くの路線を持っており、周遊も可能ですが、2回までの途中降機を守るように、うまく組んでみましょう。

(2) ヨーロッパ

ロンドン、マドリードやヘルシンキが拠点になります。
日本からは、ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキなどへ直行便が運航しています。
ヨーロッパ周遊は、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、フィンエアーやエアリンガスの利用となります。

(3) 中東

アンマンやドーハが拠点になります。
アンマンが拠点のロイヤルヨルダン航空と、ドーハが拠点のカタール航空を利用して、周遊することができます。

(4) 北米

アメリカン航空、アラスカ航空と、カナダはウエストジェットの利用となります。
日本からは、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、シアトル、バンクーバー、シカゴ、ダラス、ニューヨークやボストンへ、日本航空とアメリカン航空の直行便が運航しています。
主なハブ空港は、ダラス、シカゴ、マイアミなどです。

(5) 中米・カリブ海

マイアミ、ダラスやニューヨークからアメリカン航空の路線を使ってアクセスできます。
また、ロンドンやマドリードから、カリブ海諸島への路線もあります。
なお、注意点として、キューバを世界一周ルートに入れると、アメリカン航空が利用できなくなります。
キューバへ行く場合は、カンクンなどから別途、航空券を購入しての移動を検討してみてください。

(6) 南米

アメリカン航空を利用して、アメリカ本土からリマ、サンパウロ、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスやサンティアゴへアクセスできます。
ヨーロッパからは、イベリア航空やブリティッシュエアウェイズで主要都市へ行くことができます。
南米内は、それぞれの都市から、航空券やバスなどを別に手配しての周遊となります。
南太平洋横断線として、カンタス航空のサンティアゴ – シドニー線が利用でき、南米からオセアニアへ移動することもできます。

(7) オセアニア

日本からは、シドニー、ブリスベン、メルボルンやパースへ、日本航空とカンタス航空が直行便を運航しています。
オーストラリアとニュージーランドの周遊は、主にカンタス航空の利用となります。
カンタス航空の便名がついていれば、エア タヒチ ヌイとのコードシェア便も利用できます。タヒチなど、南太平洋の島々への周遊も可能です。