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世界一周とは

それでは、どういうルートが世界一周航空券における世界一周なのでしょうか?

一般的に、世界一周旅行と言うと、アジア・アフリカ・ヨーロッパ・北米・中南米・オセアニアと、世界中を何十ヶ国も巡る旅を想像されると思います。

しかし、世界一周航空券での「世界一周」の定義は、次のとおりです。

「太平洋と大西洋をそれぞれ1回のみ渡って、出発地に戻ること。」

つまり、世界一周と言うより、地球を一周することを意味します。
何十ヶ国も回らなくても、世界一周になります。
例えば、イギリスとアメリカの2ヶ国だけを訪問する場合でも、世界一周航空券は利用できます。

2大陸以上旅する場合には、世界一周航空券が利用できる可能性があるので、検討してみる価値はあります。

もう1つポイントがあります。
それは、東回りか、西回りかのどちらかで、同一方向で逆戻りせずに巡らなければなりません。

東京 → アジア → ヨーロッパ → アジア → 北米 → 東京
のようなルートは組めません。

東京 → アジア → ヨーロッパ → 北米 → 東京
のように、巡らないといけません。

では、縦のラインは、どうでしょうか?

(1) アジア – オセアニア
(2) ヨーロッパ – アフリカ
(3) 北米 – 南米

マイル制のスターアライアンス世界一周航空券では、この移動は可能です。
一方、大陸制のワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券では、一度出た大陸に再び戻ることはできないのです。

ただし、ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券には、例外があります。
北米 – 南米、ヨーロッパ – アフリカなどについては、一度だけ経由ということで戻ることができます。

*可能なルート
北米 [滞在] → 南米 [滞在] → 北米(経由)
ヨーロッパ [滞在] → アフリカ [滞在] → ヨーロッパ(経由)

ここまでは、大陸間移動のお話しをしてきましたが、大陸内での逆行はどうでしょうか。

これは、基本的に、スターアライアンス世界一周航空券でも、ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券でも、可能です。
ただし、大陸の区分けがどこになるかなどの例外が存在しますので、詳細はそれぞれの世界一周航空券ごとに確認する必要があります。
あくまでも、原則としては、大陸内の逆行は可能です。

POINT
世界一周とは、太平洋と大西洋とをそれぞれ1回のみ渡って、出発地に戻ることを言います。

★原則的に、西回りか、東回りかの一方向に進み、逆戻りはできません。大陸内の逆行は、可能ですが、例外もあります。詳細は個別に確認する必要があります。